アコムへの過払い金請求パーフェクトガイド|請求から返還までの仕組み

街角法律相談所

アコムに過払い金請求をしたい。自分はアコムに過払い金請求ができるのか分からないといった方も多いと思いますが、結論からいうと、2007年6月以前にアコムにお金を借りていた人は過払い金請求ができます

なぜなら、アコムも2007年以前には違法な金利で貸し付けをしていましたし、現在は日本の大手銀行の三菱UFJフィナンシャル・グループに属しているので資金力が高く返還することのできる会社だからです。

しかし、過払い金の返還はできますが和解・控訴では返還金額に違いがあります。和解の方が控訴より短い時間で過払い金の返還はされますが返還金額は低く、反対に控訴であれば返還金額は多く期間は長いです。

あなたが一刻も早く返還してほしいのであれば和解を、時間はかかっても満額に近いお金をとりたいのであれば控訴を選んでください。どちらを重視するかによって過払い金請求の方法は違ってくるでしょう。

今回は、どうしてお金と期間に違いがでてくるのかという疑問に加えて、過払い金請求の方法・期間・費用についてお伝えしていきます。

過払い金請求とは|メリット・デメリットと弁護士に依頼すべき理由

2017.06.18

 

 

アコムに過払い金請求をする時に重視すべきこと

過払い金請求方法には、早く解決できる和解・返還金額の多い控訴の2つのやり方があり、時間・お金のどちらを重視にするかによってアコムでの過払い金請求方法は異なります。

時間を重視する場合

あなたが、時間を重視するのであれば弁護士に依頼をして過払い金請求をしてください。依頼を受けた弁護士は、アコムとスムーズな交渉をしてくれて、2ヵ月ほどの短時間で和解ができる可能性も高まります。

和解なら控訴と比べて短い時間での過払い金返還ができる反面、回収できる金額が少ないです。和解交渉の場合の過払い金の返還率は80%が相場になります。

返還金額を重視する場合

返還金額を重視する場合には2つの請求方法があります。

  1. 弁護士に依頼をする
  2. 自分で過払い金請求をする

①:弁護士に依頼をすることで和解することは難しくはありませんが、返還金額を重視するのであれば和解は断って控訴に持ち込んでください。控訴して勝訴することで和解の時より満額の過払い金返還も狙うことができます。ちなみに、過払い金請求での控訴はほとんど負けません。

②:自分で過払い金請求を行います。アコムから80%しか過払い金の返還ができない場合でも、弁護士費用の分のお金が浮きますのでお金が1番手元に残る方法かもしれません。

しかし、自分で請求をした場合は弁護士に依頼をした時より少ない金額でしか受け取れないケースの方が多いので、確実に一定のお金を受け取りたいのであれば弁護士に依頼する方法をおすすめします。

 

アコムへの過払い金請求の流れと期間

過払い金請求をするにあたって、自分にどのくらい過払い金があるのかを調べなくてはなりません。そのために必要な書類は取引履歴です。

取引履歴を手に入れよう

アコムに窓口・電話の2つのパターンで問い合わせをすることで取引履歴を手に入れることができますアコムが定めている記載必要事項の書類を任意でつくり、署名記入後、捺印して提出します。

記載必要事項は以下の表を参考にしてください。

個人・代理人で、取引履歴を請求する時に必要な開示請求書の書く内容が違います。期間に関しては大体2~3週間、手数料は原則不要です。

取引履歴の受け取り方法

本人が請求した場合
  1. 自宅・勤務先のどちらかを選ぶ
  2. 店舗で受け取りたい人が店頭窓口で手続きされた場合は、手続きした店舗で取引履歴受け取る
  3. 店舗で受け取りたい人が郵送で手続きされた場合は、各請求書の送付先の店舗で取引履歴受け取る
代理人が請求した場合
  1. 代理人の方の自宅に取引履歴が届く
  2. 店舗で受け取りたい人が店頭窓口で手続きされた場合は、手続きした店舗で取引履歴受け取る
  3. 店舗で受け取りたい人が郵送で手続きされた場合は、各請求書の送付先の店舗で取引履歴受け取る

個人情報開示請求

開示請求書面への記載必要事項 本人 代理人
①表題 個人情報開示請求書 左と同じ
②宛先 アコム株式会社殿または御中 左と同じ
③請求日 年月日 左と同じ
④対象者 氏名およびフリガナ、印、生年月日、住所、連絡先(自宅・勤務先・携帯電話の区別と電話番号)、会員番号(ご契約者の場合) 氏名およびフリガナ、生年月日、住所、会員番号(ご契約者の場合)
⑤請求内容 具体的に記入※貴社の保有個人データ全部というような包括的な記載については、開示請求に応じかねますのでご了承ください。 左と同じ
⑥請求理由 未記入または記入不備があっても開示請求をお断りすることはありませんが、当社が請求者の目的を把握して迅速な処理を行うために、できる限りご記入ください。 左と同じ
⑦請求者 なし 氏名およびフリガナ、印、対象者との続柄、住所、連絡先(自宅・勤務先・携帯電話の区別と電話番号)

 

  • 連帯保証人または担保提供者の旨
  • 契約者の氏名
  • フリガナ
  • 生年月日
  • 会員番号

参考:個人情報の開示等の手続きについて|アコム

取引履歴を元に過払い金の計算をしよう

あなたの過払い金がいくらあるのか取引履歴を計算することで知ることができます。一昔前は、過払い金の計算自体が難しかったですが、現在ではインターネットで無料ツールをダウンロードし自分で計算ができるようになりました。

過払い金請求には2つのパターンがある

取引履歴を手に入れて計算が終わった後はアコムと交渉をします。和解金額に納得いく金額なら和解を選び、金額に納得いかないのであれば控訴をしてください。

流れを以下の画像で説明します。

※アコムに訴訟をした場合、最初の裁判まで何の連絡もないことが多く、あなたから連絡してもそれは同じです。

過払い金の期間はどれくらいかかるの?

和解・控訴のどちらかを選ぶかによって、過払い金の期間は倍以上も変わってきます。

  • 和解→約2ヶ月
  • 控訴→約4~6ヶ月

控訴の場合だとアコムと裁判をするので和解と比べて期間が長くなってしまうのです。

過払い金請求には時効が存在する

過払い金は借金を完済してから10年経ってしまうと、アコムから過払い金請求できるはずのお金が全て帳消しになることが民法で定められています。

(債権等の消滅時効)

第百六十七条  債権は、十年間行使しないときは、消滅する。

引用:民法第167条

10年経っているか・いないかは取引履歴があれば確認することができます。もうすぐ10年経ってしまう人は時効を延長する方法もあります。

アコムの過払い金請求にかかる費用とは?

過払い金の費用の大部分は専門家への依頼料金です。

弁護士に依頼した時の費用

弁護士に依頼すると主に4つの費用がかかります。

  1. 着手金…最初の依頼料で相場は2~3万円
  2. 解決報酬金…過払い金の返還が決まった時の成功報酬金で相場2~3万円
  3. 過払い金報酬金…過払い金が返還されたに払う手数料。和解で20%、控訴で25%かかります。
  4. 実費…収入印紙代・郵便切手代などの過払い金を請求するために必要な費用

例:アコムに100万円の過払金がある場合

  1. ①・②は多く見積もって3万円+3万円=6万円
  2. ③和解:100万円の20% → 20万円
  3. 控訴:100万円の25% → 25万円

合計金額は、和解の場合は6万円+20万円=26万円で、控訴の場合は6万円+25万円=31万円かかります。

司法書士に依頼した時の費用

弁護士に依頼した時と同じで上記の4つの項目費用がかかります。司法書士は弁護士より安い金額でできる事務所もあります。

ただ、司法書士は140万円以上の過払い金請求の依頼を受けることができません。司法書士法で決まっているので、万が一にも140万円を超えた依頼を受けた司法書士は刑事処罰の対象になります。弁護士なら〇〇万円までの依頼しか受けることができないなどの制限はありませんので、依頼をするなら弁護士がおすすめです。

自分で過払い金請求をすることもできる

専門家に依頼をしないで自分で過払い金請求をすることで弁護士費用を節約することができるでしょう。しかし、専門家に依頼すれば80%の過払い金が返還されるケースでも、自分で請求した場合には過払い金が50%まで下がる可能性もあります。

それは、アコムは過払い金請求者と何度も交渉しているプロだからです。自分で過払い金請求することで、アコムから低い和解金が提示されるデメリットもあるのです。

アコムと交渉するには法律の勉強をしなくてはいけません。控訴になった場合は裁判の知識も必要なため、自分で過払い金請求をするには専門家に依頼する倍の時間がかかるケースが多いです。時間よりお金を重視する人は自分で請求をしてもいいかもしれません。

 

アコムに過払い金請求をするデメリットは契約が切れる可能性がある

アコムにというよりは、過払い金請求をした会社に共通するデメリットですが、過払い金請求をしたら自動的にカードローンが解約になり再契約ができない可能性が高いです。なぜなら、自分の会社にマイナスの影響を与えたからです。

しかし、それは過払い金請求が多かった2000年前半の話であり、現在では新規獲得が難しいため、以前に過払い金請求をした方でも再契約ができる場合もあります。

 

まとめ

アコムに過払い金請求はできますが、あなたが時間とお金のどちらかを選ぶかによって請求方法が変わってきます。アコムから早く過払い金の返還をしたいのであれば和解を選び、お金を重視するのであれば控訴を選んでください。

確実に過払い金請求をやりたいのであれば、自分でやるより弁護士に依頼するのがおすすめです。

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