プライメックスキャピタル(キャスコ)へ過払い金請求するときの注意点

[dropcap]結[/dropcap]論からいうと、プライメックスキャピタル(キャスコ)は経営不振のため過払い金請求をしたとしても満額を取り戻すのは難しいです。さらに、過払い金請求をするのには10年という期限があるので、すぐにお金を払うことはほとんどありません。

しかし、過払い金の期限を延長する方法もあります。加えて、過払い金請求をする費用・期間など過払い金請求についてお伝えしていきます。

 

プライメックスキャピタル(キャスコ)への過払い金請求をした場合の特徴

キャスコは過払い金を請求されても低い金額の提示しかしません。それは、裁判で負けた場合でも同じです。

プライメックスキャピタル(キャスコ)は経営不振のため低い金額での和解を求めてくる

過払い金請求が多かったキャスコは、過払い金の返還により経営不振になってしまいました。そのため、過払い金の対応には苦い反応をみせ、現在では低い金額の提示をしてできるだけ資金が減らないような和解交渉をしてきます。

プライメックスキャピタル(キャスコ)の返還率の目安

プライメックスキャピタルからの過払い金返還率は大体60%~100%です。ただし、数%で和解交渉をしてくるケースもありますので、60%の返還があればいいほうといえます。他の貸金業者の返還率の目安が80%~100%が多いので、キャスコの返還率の低さが分かっていただけると思います。

満額を返還してもらうのは難しい

キャスコは返還率が低いので、満額の返還というのはかなり難しい問題です。例えば、40万円の過払金があったとしても返還されたのは25万円という事例もあります。実際にこういう事例は少なくないのでキャスコには満額の返還は期待できません。

しかも、この事例は2008年のものです。その後キャスコの経営が悪くなったことを考えると、さらに返還状況が厳しくなっているとは十分に考えられるでしょう。
参考:マネーQ&A|@niftyマネー相談

過払い金が少額であるのであれば請求するのにも手間や費用もかかりますので金額によっては検討するのも1つのです。

 

プライメックスキャピタル(キャスコ)への過払い金請求から返還までの流れ

キャスコに過払い金請求をする手順を解説していきます。

取引履歴の入手

まずは、キャスコに取引履歴の請求をしましょう。取引履歴とは、あなたとキャスコとのお金の借入・返済のやり取りをした履歴のことです。取引履歴の請求の仕方は、【電話・郵送・窓口】の3パターンがあります。

請求をする時には、

  1. 個人情報開示等請求書
  2. 本人を確認する【運転免許証・パスポート】などの書類が必要になります。

参考:開示等請求手続きについて|株式会社プライメックスキャピタル

書類がキャスコから到着するのは大体2週間なので、2週間を超えるようであれば一度キャスコに問い合わせをしてください。自分で計算が苦手・計算に不安がある方は弁護士に依頼をすることをおすすめします。

裁判までの流れ

過払い金請求では裁判にならない和解のパターン・裁判までいく控訴のパターンの2パターンがあり、キャスコの場合ほとんど裁判になります。それは、和解金がものすごく低いからです。過払い金が50万円あっても和解金が5万円だったら嫌ですよね。裁判をすることで和解金より多くのお金を請求することができます。

裁判は欠席裁判

キャスコは提訴された時、すでに非を認めているため抵抗を諦めて裁判に来ないことが多いです。かといって、裁判後でもキャスコの支払う提示金額は低いものになりがちです。もし、キャスコが応じない場合は強制執行をすることをおすすめします。

 

プライメックスキャピタル(キャスコ)は過払い金請求の時効を狙ってくる

過払い金請求をするのには期限があり、キャスコはその期限を過ぎるのを故意的に待っている業者です。過払い金の時効は何年間なのか・時効の対処方法についてお伝えしていきます。

過払い金請求ができるのは借金を完済してから10年まで

過払い金請求には消滅時効があり10年経つことで過払い金の請求ができなくなるのが民法で定められています。

(債権等の消滅時効)

第百六十七条  債権は、十年間行使しないときは、消滅する。

 債権又は所有権以外の財産権は、二十年間行使しないときは、消滅する。

引用:民法第167条

キャスコは裁判で負けたとしても、お金をすぐに払わず時効を狙ってくる業者なので注意しましょう。

時効を延長させる方法もある

延長させる方法は裁判上の請求・裁判外の請求の2通りの方法ありますので、あなたが当てはまる方法を使ってください。

【消滅時効まで半年間しか残っていない方】
裁判外の請求を行った後に裁判上の請求を行ってください。

【それ以外の方】
裁判上の請求を行ってください。裁判外の請求は、手続きが簡単ですが時効を6か月間ストップさせるだけの緊急措置です。

しかし、裁判上の請求は時効を振り出しにすることができます。ただし、費用がかかる上に裁判をしなくてはいけませんので、裁判上の請求を行う時には弁護士に依頼をしてください。

時効について詳しく知りたい方は過払い金請求の時効|時効を遅らせる方法と時効後でも請求できるケース参考にしてください。

過払い金請求をすると費用はいくらかかるのか?

気になる過払い請求の費用について、ご紹介していきます。

弁護士費用にお金がかかる

過払金請求の弁護士費用は凄く高い訳ではありませんが、安いものではありません。

弁護士に依頼することで発生する費用は

  • 着手金…2~3万円(相場)
  • 解決報奨金…2~3万円(相場)
  • 過払い金報酬…和解時20%、控訴25%
  • 実費…収入印紙代・郵便切手代などの過払い金請求をする時にかかる費用

の4つです。

過払い金報酬が和解時より控訴の方が高いのは裁判をした方が一般的に多く過払い金の請求ができるからです。

キャスコに過払い金の請求をする場合は、ほとんど控訴になるので過払い金報酬が25%かかってしまいます。控訴をする場合は和解時よりプラス5%の他に裁判費用もかかりますので、過払い金返還率が低いキャスコと裁判をするのが得か損かを弁護士と相談してから決めていいかもしれません。

費用をかけたくないのであれば自分で請求をすることもできる

過払い金請求は弁護士に頼まないで自分で行うこともできます。

しかし、法律の知識がない人にとって過払い金請求を自分だけでするというのは簡単ではありません。キャスコは何度も過払い金請求をされているので、過払い金請求をしてきた人に対し対応策があるプロです。

それに対して、あなたは当然経験もないので勉強をしなければいけません。そのため、弁護士に依頼をした時とは過払い金請求をする期間が変わってきます。ですが、キャスコの返還金額の低さを考えたら自分でやるのがお金的には得なので、一概に弁護士に依頼するのが最善なのかは状況次第です。

あなたの重要にしているものが、費用・時間のどちらかで弁護士に依頼をするか変わってくるでしょう。

費用についてもう少し詳しく知りたい方は【方法別】過払い金請求の費用相場と費用を抑えるコツを参考にしてください。

プライメックスキャピタル(キャスコ)が倒産すると過払い金は返還されるの?

倒産してすぐ過払い金の返還ができなくなる訳ではありませんが、いずれできなくなります。さらに、倒産した場合は過払い金請求返還率が低いのがますます低くなります。

倒産した場合は過払い金を受け取れない可能性が高い

過払い金請求によって、他の消費者金融会社が倒産したように、キャスコが倒産する可能性も高いです。そのため、過払い金請求ができる方は早急に過払い金請求をしてください。

そうしないと過払い金請求ができなくなる可能性があります。過払い金請求返還を受けて倒産した会社の中で最も有名なのが武富士なので、ご紹介します。

武富士は、過払い金請求の多さから資金繰りが苦しくなり2010年9月に倒産しました。倒産直後の過払い金返還率は3.3%と低いもので、2016年になった時の最終的な過払い金返還率は約0.9%で全く返還されませんでした。
参考:最終(第2回)弁済のお知らせ|TFK株式会社

ちなみに、過払い金請求ができたのは、2011年2月28日の受付で終わっています。倒産しそうな会社・倒産した会社にはできるだけ早く過払い金請求をした方がいいと分かっていただけと思います。

 

まとめ

プライメックスキャピタル(キャスコ)に過払い金請求をすると過払い金返還率が低い上に、時間も他の業者よりかかってしまいます。さらに、倒産する可能性があります。

プライメックスキャピタル(キャスコ)に過払い金を請求するのであれば、自分で請求するのではなく短い時間で過払い金請求ができる弁護士に依頼をするのがおすすめです。

債務整理が得意な専門家を地域から探す
北海道・東北 北海道青森岩手宮城秋田山形福島
関東 東京神奈川埼玉千葉茨城群馬栃木
甲信越・北陸 山梨新潟長野富山石川福井
東海 愛知岐阜静岡三重
関西 大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山
中国・四国 鳥取島根岡山広島山口徳島香川愛媛高知
九州・沖縄 福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄
[注目] どんな時に借金問題を弁護士に依頼すべき?

専門家からアドバイスをもらう
【無料法律相談】【24時間相談可能】

どこに法律相談をして良いかわからない場合に、交通事故や離婚問題、相続や刑事事件、その他の法律に詳しい弁護士や専門家を無料で紹介してくれるサービスです。それぞれの分野を得意とした専門家に直接質問や相談ができますので、あなたの望む回答がきっと得られるでしょう。

無料法律相談をご検討なら
まずは日本法規情報へ
【24時間受付/土日祝対応】

どこに法律相談をして良いかわからない場合に、交通事故や離婚問題、相続や刑事事件、その他の法律に詳しい弁護士や専門家を無料で紹介してくれるサービスです。それぞれの分野を得意とした専門家に直接質問や相談ができますので、あなたの望む回答がきっと得られるでしょう。